EU離脱問題でイギリスが離脱しなかった時のシナリオ、考えてます?

ネットに上がっている情報はだいたいが「イギリスがEUを離脱したら、こんな影響が~~」というものですが
実際トレードする人にしたら、離脱したら大下落、離脱しなかったらちょっと上昇
なんてそんなつまらないほど単純に相場が動くわけではないということはベテランなら分かりきっていると思います。
初心者さんはそれにつられて単純トレードをしてしまうかもしれませんが
今回は、状況が似ている、あの時の値動きを紹介しますので大変参考になると思います。



もちろんノーポジションで何もしない、というの全然ありです。
最初からそう割りきって余計なエネルギーを使わない、という人もいますね。

そうでない場合は
今回は過去の事例に基いて、どういったパターンが考えられるかを見ていきたいと思います。


■過去のスコットランド独立選挙を振り返る



長年FXをやっていてEU離脱問題を見てすぐに思い浮かぶのが2014年のスコットランド独立住民投票です。

あの時もこんな感じで、事前の世論調査において独立派が勝ちそうだとか、メリットがないとかいろいろと論じられたものです。

具体的に言うとこの独立選挙自体が9月18日だったのですが
2014年2月7日時点では賛成43%、反対57%
9月7日の『サンデー・タイムズ』の世論調査で賛成51%、反対49%
9月13日の発表で賛成46%に対し反対54%

ショーン・コネリーやアンディ・マレー(テニス)も独立賛成に回るなど、有名人の話題もある中投票がされ、結局
当日は賛成44.7%、反対55.3%と反対派が上回った。

理由はいろいろと論じられているが、実際人間は保守的なものであるが、世論調査時点では本当のことを言えない雰囲気があったと語る賛成派の人もいたことが報道されていた。

いずれにせよ、拮抗している状態では、現状維持を望む方が勝つということを個人的にはすごく感じました。



今回のユーロ離脱問題も、似ていると私は思います。
離脱反対派の意見の方が正直なところ現実的で、離脱した時のデメリットを以下のよに挙げています。

1,離脱の場合、企業の移転が現実的に必要となり多くがフランス・ドイツにいくとされる。
 許可や免許が必要になるのだ。

2,貿易が非常に不利になる。課税がかかることによるデメリットや、EU国内との貿易協定見直しで不安定な状態になる。

3,同時にユーロ内の関税なしのメリットがなくなるので日本で言えばトヨタなども撤退する可能性が高まる

4,GDPが最大6%下落し、ポンドは15%下落すると試算されている。

5,スコットランド独立の問題が再燃する可能性

6、米国のメリットも薄まる
かなり端折りましたが、現実的なメリット・デメリットをみるとデメリットの方が大きいわけで
確実に離脱直後の数年は経済的にはかなりの痛みを伴います。



独立反対派からもそのへんの説明がかなりされていることでしょう。
その数年の痛みも超える覚悟で独立を叫ぶならば本物でしょう。

しかし、過去の経験的にみても、スコットランドの投票においても、拮抗している場合はだいたい現実的に楽な方になるように思われます。

未来のことは誰にもわかりませんが、EU離脱をしないという選択肢も十分に説得力があり
可能性のあることなのです。

またこれは完全な余談ではありますが、海外のコメントをチェックしたら陰謀論が多く叫ばれており、票がコントロールされたといった書き込みが多かったです。
ないとは思いますが、どうなんでしょうね。







■スコットランド独立選挙での過去の為替の動き



さて、そんな今回と少し似ているスコットランド独立選挙の時の値動きを振り返ってみましょう。
本当に、あの時とパターンが似ているんですよね。最初は賛成派と反対派が拮抗していたのに
賛成派が逆転したというところが特に。

それではとにかくチャートを見ていきましょう。

スコットランド独立選挙の日にちが2014年9月18日木曜日
9月7日にはじめて世論調査で賛成派が上回る、その6日後逆転という経緯を頭に入れて6月から11月まで見てみましょう。


20140607.png
20140809.png
20141011.png


チャートを簡単に解説すると以下。

・約2ヶ月前である、7/3の175.38を高値に下落に転じる
・9/7の世論調査で賛成派が初めて反対派を上回った時に169.36の底値をつける
・その後、選挙に向けて急上昇。世論調査が逆転したというのもあるけれど9/18の反対派が勝つというのが確実になったところで11円上昇の180.66をつけ、そこをピークに10/15にむけて下落し続ける。利益を回収するかのように。
・そして、選挙から約1ヶ月後の10/15は9/7よりも下の168.04まで11円以上下落し、そこから年末にかけて上昇に転じる

という流れとなります。
簡単に言えば
「2ヶ月前から6円下落して、11日前に底値をつけてそこから11円上昇して当日がピーク、1ヶ月下落し続けた。」
という流れです。


ここから言えることは以下となります。
・世論調査によって直前まで危機感から下落 それでも6円程度(3.4%の下落)
・そこからの11円上昇の(6.5%)
・世論調査が悪かった時が底で、結果が出た時がピークというのは、まるでヘッジファンドが動かしている相場のように見える
・一般的見解である「賛成派が上回る」で普通は下落する時に底値。「独立しないとわかった」当日がピークでそこから下落し始める、という一般投資家の逆をいっている
・個人的にはヘッジファンドが動かしたように見える



というところです。

現在6/14はポンドは150.0前後ですが同じく3ヶ月前から見てみましょう。

2016年3月と4月のチャート
20160304.png


2016年5月~6/14
201605.png


2016年のポンド円を簡略して動きを言うと
3月からレンジを描きながらも2ヶ月ちょっと前の4月7日に151.63の底値をつけたあと、そこから1ヶ月半の5月30日に163.88と12円近くの上昇。
そこから本日6月14日までの2週間で149.18と実に14.7円の大下落を見せている。
やはりスコットランドの時よりも1.25倍程ボラティリティが大きいようにも感じる。
簡略して言うと
「2ヶ月前に底値をつけて、そこから1ヶ月半で12円上昇、そこから2週間で14.7円の下落」

ということでスコットランドとくらべてみよう。
「2ヶ月前から6円下落して、11日前に底値をつけてそこから11円上昇して当日がピーク、1ヶ月下落し続けた。」

ここらへんから上昇したらスコットランドと似たパターンになるのですが....。

とりあえずこれがスコットランド前の為替の動きと、イギリス選挙前の為替の動きです。





■おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。

未来のことは絶対にわかりませんので、確実なことは言えませんが
スコットランドの時の動きを見ても、「ファンドが仕掛けてるのでは?」と憶測してしまうような
一般感覚とは逆の動きをしています。

よく「噂で買って、結果で売れ」なんて言われていますが、スコットランドではそのとおりです。
ですので単純に離脱したら大下落、離脱しなかったら大上昇という単純発想では通用しない可能性は高いということです。

これは100%ではないですが、私もよく見る現象ですので、単純判断せず「売られすぎ」「買われすぎ」からテクニカル的な判断をすることも大切です。

今回のことを参考にトレードに役立てていただけたら幸いです。
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